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 ■このページについて
  ・メールマガジンで紹介してきた作家を中心にまとめています。おすすめの一冊です。 番号は、メルマガ取り上げた号数です。

 ■フリー百科事典

























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作家一覧
・阿刀田 高 #17    ・五木 寛之 #11    ・井上 靖 #7  
・海音寺 潮五郎 #16    ・開高 健 #6    ・塩野七生 #9  
・司馬遼太郎 #4    ・チャールズ・ディケンズ #13    ・夏目漱石 #1  
・藤沢 周平 #14    ・三浦綾子 #2    ・宮城谷昌光 #10  
・山本周五郎 #13    ・山本有三 #15    ・隆 慶一郎 #8  
・渡辺淳一 #12    ・    ・  


おすすめの新刊

ホームレス中学生(著者: 田村裕 出版社: ワニブックス)
 中学時代の田村少年が、ある日突然住む家を無くし、
 近所の公園に一人で住むようになる超リアルストーリー。
 ダンボールで飢えを凌ぎ、鳩の餌であるパンくずを
 拾い集めた幼き日々から、いつも見守ってくれていた
 母への想いが詰まった、笑えて泣ける貧乏自叙伝。




阿刀田 高 #17

・第80回、81回の直木賞授賞作家は、阿刀田 高さんです。受賞作は、
 それぞれ、『冷蔵庫より愛をこめて』、『ナポレオン狂』です。
 いずれも読んでいません。題名に惹かれて購入した『ギリシア神話を
 知っていますか』も途中ですが、時間をかけてゆっくり読みたいですね。

 昨年、アテネでオリンピックが開催されましたが、アキレス、モルヒネ、
 マラソン、サイレンなどなど、すべて古代ギリシアに関係するそうです。

・阿刀田 高さんについて:東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。
 受賞歴 第32回日本推理作家協会賞短篇(昭和53年)「来訪者」
 第29回吉川英治文学賞(平成6年)『新トロイア物語』

五木寛之 #11

・『蒼ざめた馬を見よ』のあらすじを思い出そうとしています。この小説
 では主人公(?)の最後の告白がとても印象的で、一時期、メモ帳に
 書き留めていたのですが‥‥。

・五木寛之さんについて:福岡県生まれ。早稲田大学文学部に学び、
その後、作詞家ルポライターなどを経て、1966年、『さらばモス
クワ愚連隊』で小説現代新人賞、『蒼ざめた馬を見よ』で第56回
直木賞受賞。『青春の門』で吉川英冶文学賞をうけています
(『青春の門』シリーズは総数2000万部を超えるロングセラーと
なっています。
 代表作は『朱鷺の墓』『戒厳令の夜 』... など多数。

井上靖 #7

・井上靖さんの「あすなろ物語」もよかったですね。
(北海道旭川市生まれ。1950年、『闘牛』で第22回芥川賞を受賞。)
 鮎太少年の忘れ物をおばあちゃんが学校まで届けるシーンがとても
印象的で、まるで映画のシーンのように今でもはっきりと覚えています。
ちなみに、あすなろ【翌檜】はヒノキ科の常緑高木で、名の由来を
「明日はヒノキになろう」の意からとする俗説があるようです。

・井上靖さんについて:(いのうえやすし、1907年5月6日 -
 1991年1月29日、明治40 - 平成3)は、作家、詩人。北海道
 旭川市生まれ。1950年、『闘牛』で第22回芥川賞を受賞する。
  (以上、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より)

海音寺 潮五郎 #16

・第3回直木賞授賞作品は、海音寺 潮五郎さんの「天正女合戦」
 (てんしょうおんなかっせん)です。この本は読んでいませんが、
 「風と雲と虹と」を読んで、平将門という人物に妙に惹かれた
 記憶があります。この後、将門に関する本を何冊か読んだのですが、
 ますます、惹かれていったように感じています。

・「 直木賞」とは:正式には、「直木三十五賞」と呼ばれ、
 直木三十五の大衆文学における先駆的功績を記念して、氏と親交の
 深かった菊池寛の率いていた文藝春秋社により創設されました。
 ( 詳細はこちらです。)

・海音寺 潮五郎さんについて:本名、末冨東作。1901年(明治34年)
 現在の鹿児島県大口市に生まれる。国学院大学卒業後、京都府立
 二中教諭を務める。教職の傍ら創作活動を始めて「サンデー毎日」
 の懸賞小説に1929年独自の史観で、多くの歴史小説を書いた。
 代表作は他に『蒙古来る』『平将門』『天と地と』など。

 (以上、人名辞典より:http://www.jinmei.info/data/20050119002.html)

開高健 #6

・開高健さんの「裸の王様」は有名ですが、「パニック」が興味深かった
 ですね。開高さんの本は、気分がスキっとしますね。中学校の国語の
 教科書は、どの作品も一部しか取り上げていませんが、全部を掲載して
 ほしいですね。読書の本当の楽しみがわかると思うのですが‥。

塩野七生 #9

・塩野七生さんの本をふと書店で取り上げたのは、以前から漠然と
 イスタンブールという地名に惹かれていたからかもしれません。
 「コンスタンティノープルの陥落」を読んでから、「レパントの
 海戦」、ロードス島攻防記」の3部作を読んでしまいました。
 地中海には、一度、行ってみたいですね。

・塩野七生さんは、平成11年に第2回司馬遼太郎賞を受賞されて
 います。(この賞は文芸、学芸、ジャーナリズムの広い分野の中から、
 創造的な活動で注目を集めた人、あるいはその業績を顕彰するもの
 です。)

司馬遼太郎 #4

・大事な人を忘れていました。司馬遼太郎さんです。司馬さんは本を
 書かれる前に膨大な資料を集められたそうです、神田の古書店で。
 どれもお気に入りですが「竜馬がゆく」はきっかけになった本でした。

・司馬遼太郎さんについて:
 (しば りょうたろう、1923年8月7日-1996年2月12日) 大阪府大阪市
 出身の小説家である。歴史小説を専攻。本名、福田 定一 (ふくだ
 ていいち)。幼少時代を奈良県北葛城郡當麻町(現在の葛城市)で
 過ごす。ペンネームは、「司馬遷に遼 (はるか) に及ばず」と言う
 謙遜の意味である。日本の大衆文学の巨匠、中心とされている作家。
     (以上、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より)

チャールズ・ディケンズ #13

・ふと、『クリスマス・キャロル』が思い出されました。前回号で紹介す
 べき内容だったなあと思いながら書いています。ケチで思いやりのない
 主人公の前に現われる3人のクリスマスの亡霊(過去、現在、未来)。
 本当の幸せって何かを考えさせられる本ですよね。ロナルド・ニーム
  監督のDVDもあるようです。

・チャールズ・ディケンズ(Charles John Huffam Dickens, 1812年2月7日
  - 1870年6月9日)19世紀イギリスの小説家。
 日本では『クリスマス・キャロル』などの作品で有名。しっかりとした
 物語構成と、典型的なキャラクターをたくみに駆使し、人気作家となった。
 主要作品:クリスマス・キャロル(1843年)、ハード・タイムズ(1854年)
 二都物語(1859年)、大いなる遺産(1860年-1861年)
   (以上、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より)

夏目漱石 #1

・”智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。
とかくに人の世は住みにくい。”
 みなさんご存知の草枕(夏目漱石)の冒頭部分です。高校時代には
全く意味不明だった本が、変に身にしみている今日このごろです。
漱石の本って、いいですよね。

・夏目漱石さんについて:1867年2月9日(慶応3年1月5日) -
 1916年12月9日(大正5年))は、江戸の牛込馬場下横町(現在の
 東京都新宿区喜久井町)出身の日本人の小説家、英文学者である。
 本名は夏目金之助(なつめ きんのすけ)。俳号は、愚陀仏。孫に
 夏目房之介、半藤末利子がいる。森鴎外と並び日本を代表する
 文豪の一人である。

 漱石の名は、『世説新語』にある故事「漱石枕流」(石に漱〔くち
 すす〕ぎ流れに枕す)から取ったもので、負け惜しみの強いことの例
 えである。尚、「漱石」は当初、親友の正岡子規の数多いペンネーム
 のうちの一つであったが、夏目は正岡からこれを譲り受けている。
   (以上、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より)
藤沢 周平 #14

・そもそも時代小説が好きなのかもしれません。以前から、気になって
 いた『たそがれ清兵衛』を購入しました。藤沢さんの本では、『密謀』
 (関が原の合戦に上杉軍が参戦しなかった裏話)が最初だったと思い
 ます。江戸時代のものを読みながら、いつも思うのですが、まるで、
 その当時に、作者が神田あたりに生活していたような細かな描写がある
 んですよね。

・藤沢 周平さんについて:山形県鶴岡市生まれ。山形師範学校卒業
 後、湯田川中学校に赴任したが、肺結核が見つかり休職。6年間の
 療養生活の後に業界新聞の記者となる。1963年ごろより小説を書き
 始め、1971年に『溟い海』で第38回オール讀物新人賞を受賞。本格
 デビューした。
  江戸時代を題材とした作品を多く残した。中でも出身地にあった
 庄内藩をモチーフにしたと言われる架空の藩「海坂藩(うなさかはん)」
 を舞台にした作品は有名である。
       (以上、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より)

三浦綾子 #2

・最近は、書店に本が溢れていて、何を読めばいいのかわからない
 ですね。これまでに一番感動した本は何ですか? と聞かれて、
 すぐには、決めかねますが、三浦綾子さんの「氷点」でしょうか。
 今でも、主人公、陽子(?)をいじめから守ろうと必死に本を握り
 しめている自分が思い出されます。
  そして、最後の章にこんなふうに書かれていました。「人が一生を
 を終えた後に残るものは、その人が集めたものではなくて、与えた
 ものである」と。

・三浦綾子さんについて(1922年4月25日 - 1999年10月12日):
 北海道旭川市生まれの作家、エッセイスト。

 結核、脊椎カリエス、心臓発作、帯状疱疹、直腸癌、パーキンソン病
 などに苦しみながら、キリスト教徒(プロテスタント)としての信仰
 に根ざした著作を次々と発表。1963年、朝日新聞社による大阪本社創
 刊85年・東京本社75周年記念の一千万円懸賞小説公募に、 小説
 「氷点」を投稿。これに入選し、1964年12月より朝日新聞朝刊に
 「氷点」の連載を開始する。

 この「氷点」は1966年に朝日新聞社より出版され、71万部の売り上げを
 記録。大ベストセラーとなり、1966年には映画化された(監督:山本
 薩夫、出演:若尾文子)。また数度にわたりラジオドラマ・テレビドラ
 マ化されている。1999年10月12日逝去。故郷である北海道旭川市に
 三浦綾子記念文学館がある。
    (以上、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より)

宮城谷昌光 #10

・最近、よく読んでいるのは宮城谷昌光さんですね。中国の歴史物は
 登場人物が多すぎて、しかもフリガナがほとんで付けられていない
 ので、これまではほとんど読まなかったのですが、「楽毅」「晏子」
 から始まって、今、はまっています。(どんな本にもふりがなを付け
 ていただけると読みやすくなると思っているのですが‥‥。)

・宮城谷昌光さんについて:1945(昭和20)年、蒲郡市に生まれる。
 早稲田大学文学部英文学学科を卒業。91年、「天空の舟」で
 新田次郎文学賞を受賞。同年、「夏姫春秋」で直木賞を受賞。

山本周五郎 #13

・今、本棚をさっと見回しています。感動した本は、けっこうあり
 ますね。山本周五郎さんの本も好きですね、「さぶ」が心に残っ
 ています。ドッグイアが1箇所あります。「‥‥、栄さんは頭が
 いいから、私の云うことなんぞ可笑しくもないだろうが、どんなに
 賢くっても、にんげん自分の背中を見ることはできないだからね」
 (p229)。

・山本 周五郎さんについて:
 本名、清水 三十六(しみず さとむ)。1903年6月22日 - 1967年2月
 14日山梨県出身。他のペンネームとして、俵屋宗八、横西五郎、
 清水清、清水きよし、土生清三、佐野喬吉、仁木繁吉、平田晴人、
 覆面作家、風々亭一迷、 黒林騎士、折箸闌亭、酒井松花亭、
 参々亭五猿を使用。

 第17回直木賞を辞退。 代表作に『さぶ』、『赤ひげ診療譚』、
 『樅の木は残った』など。
   (以上、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より)

山本有三 #15

・未完の小説というものがときどきあります。
 没落士族で今は極貧という家に生まれたため、奉公に出された
 少年・吾一が主人公となっている『路傍の石』もその1つです。

 1937(昭和12)年に朝日新聞に連載されましたが、内務省の激
 しい検閲を受け、結局1940(昭和15)年に「ペンを折る」という
 一文を載せて連載を打ち切ったそうです。現在の辛抱が将来の
 利益となることを象徴する物語としてしばしば引用される米百俵
 (こめひゃっぴょう、長岡藩の藩士小林虎三郎による教育にまつわ
 る故事)も有名です。
 (http://www.city.nagaoka.niigata.jp/dpage/syomu/kome100/)

・山本有三さんについて:日本の劇作家・作家。本名、山本勇造。
 1887年(明治20年)呉服商の子として現在の栃木市に生まれる。
 15歳で東京に奉公に出されるが翌年に生家に逃げ帰る。第一高
 等学校、東京帝国大学独文科卒業後、1920年戯曲「生命の冠」
 でデビューした。大正末期から小説も手がけ始め、『波』で名声
 を得た。その後も『女の一生』『真実一路』『路傍の石』などの
 名作を生んだ。
 (以上、人名辞典より)
隆慶一郎 #8

・隆慶一郎さんの作品は「影武者 徳川家康」をきっかけに、あっと
いう間に全てを読破しました。よく言われているように、隆慶一郎
さんは時代小説の世界に彗星の如く現われ、堰を切ったように次々
と注目すべき作品を発表して、デビュー後僅か5年でこの世を去ら
れました。とても残念です。

 ある本のあとがきに、こんなことが書かれてあったのが印象的で
した。隆さん自身はもっと早くに作家デビューを考えられたようで
すが、師匠の小林秀雄さんの目が気になって、小説が書けなかった
と。でも、だからこそ、あの、人を惹きつける独特の文体が生まれ
たのかなと思っています。

・隆慶一郎さんについて
1923年東京都生、東京大学文学部仏文科卒。在学中は辰野隆、
小林秀雄に師事。本名の池田一朗で映画、テレビのシナリオライター
として活躍後、61歳のとき『吉原御免状』で時代小説作家として
デビュー。代表作に『影武者 徳川家康』、『捨て童子 松平忠輝』、
『一夢庵風流記』(柴田錬三郎賞受賞)などがある。

渡辺淳一 #12
・小説を読んだあとに、その本が映画化されたものを観に行ったり、
 逆に、映画を観たあとで、その原作を読んだりという時期があり
 ました。渡辺淳一さんの本はよく映画化・ドラマ化されています
 ね。最近では、『無影燈』('01年にTBSでドラマ化された「白い影」
の原作)があります。直江先生が自宅で聴いていた曲が気になって
 いたのですが、ようやくわかりました。マーラーの交響曲第5番
 第4楽章「アダージェット」です。MIDIのサイトも見つけました。
 こちらです。

・渡辺淳一さんについて:北海道上砂川町出身。北海道札幌南高等
 学校卒。札幌医科大学卒。医学博士。 元札幌医大講師。和田教授
 による日本初の心臓移植手術(1968年8月8日)を批判して
 大学を出る。 この事件は自伝的小説である「白夜」そして「白い宴」
 に詳しく書かれている。
  『光と影』で第63回直木賞を受賞。耽美的な筆使いで、男と女の
 関係や、不倫・心中といったテーマを描いた作品が多い。
 代表作『失楽園』は、映画(主演:黒木瞳、役所広司)・テレビ
 ドラマ(主演:川島なお美、古谷一行)化され、また、流行語にも
 なった。原作として映像化された作品も多数ある。
 (以上、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)



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